みなさん
お菓子教室を主宰してから改めてレシピ本を読んでみると
「大事なことが書いてなーい!!!」
と本にぼやくこと度々。いや叫ぶ!
字数制限があるので、どうしても文章をカットしなければならないのはわかるのですけど・・・
それじゃ美味しく作れないでしょう…と思うことが良くあります。
基礎がしっかり身に付いていれば気づけそうですけど
みんながみんな基礎があるわけじゃないですし、そんな暇もないかもですしね。
気軽に作りたい方のための本だと思うので、もっと工夫してもらいたいところですね。
(逆に基礎が出来てると、配合だけを見れば作れるようになりますよ!)
それからよくあるのが、トップパティシエのレシピ本で
「本当にこの分量で作ってみたのかな??」
と疑われる微妙な分量が書いてあるもの・・・
こんな少量じゃできないよね??って分量が平気で書いてあったりします。
例えば・・・
カスタードを炊くのに、牛乳が10gとか??⇐温める間に蒸発しちゃうよ!!!
笑いごとでなく、本当によく見かけます。
どうしてこんなことが起こるのかというと?
お店で作っているケーキの量は家庭で作るには量が多すぎるので、それを家庭サイズに計算しなおすのですが、
計算上割ってみただけだとこういうことになるんです。
(編集者に丸投げと思われ・・・)
そして著者本人も作ったことがないであろう、ものすごく少量の難しいレシピになっていても気が付かないんですよね。
ま、プロだったら何とかできたりするのかもしれませんが
普通の人が
こんな少ない量じゃできないな?
とか
これじゃ火が通りすぎるから気を付けなきゃ
を予測するのがなかなか難しいですからね。やってみて出来なくてがっかりしてしまうのです。
(対策としては、倍量作って半分にするとか、作り方を工夫するとかなのですがこれは一言で説明できませんのですみません・・・)
要注意のレシピ本とは??
1:外国のオーブンで作っている写真のレシピ本の場合
日本のオーブンでは温度が低い場合が多いので、書いてある温度より高めにすると解決する場合があります。
・
2:工程の写真が、業務用の機械で作っている(厨房での作業)写真の時
(理由は上記の通り。作っている量も業務量という証拠です)
そもそも、キッチンエイドなんて誰でも持っているわけじゃないし
ハンドミキサーで作れるようにして欲しいところですよねぇ・・・
キッチンエイドとは?
↑これは憧れですね~でもものすごく高いので
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KH スタンドオートミキサー
そういうわけで、レシピ本の通りにできなくて落ち込んでいる方がいらっしゃいましたら
それは本のせい
なこともあるのでお気になさらず、良心的な本をお選びくださいね。
※出版社のHPに訂正が載っているときもありますのでチェックもしてみましょう!